古いカメラのレビューと不具合事例 リコーCaplio R5
リコーから2006年に発売された700万画素・28~200mm光学7.1倍ズームレンズ搭載のデジタルカメラです。 Caplioシリーズの伝統的レンズ特徴は、繰り出し/収納する時の「ジー」音が大きくて気になるところです。マクロ性能は優秀でWIDE端が1cm、TEL端は14cmまで近寄ることができます。 フラッシュ窓が前面ボディより最大3mm出っ張っており、ちょうど指がかかってホールド性に役立っています。 その隣はパッシブAFというリコーの伝統的AF方式のセンサー窓ですが、次の後継機Caplio R6からは無くなりました。 ↓レンズ右下の内面に小さなカビがありますが拡大せずに何年もこのままです。撮影画像に影響ないレベルなので気にしません。左の黒点は、前玉表面キズ(凹)の影が照明によってレンズコーティング面に映った物だと思います。 ↓背面は右手親指の置き場所が普通にあり、さらに背面がカーブしている形状のためカメラが持ちやすいのが良いです。 ズームキーは強く上下させないと反応しませんでした。ストローク不足のため分解して修理した事があります。 液晶は一般的なカメラの場合に、下側から見た時にコントラストが強く(暗く)なりますが、このCaplio R5だけは不思議と上下逆なので、意図的な設計と思われます。屋外の日光下では見難いのは当然ですが、実用的に問題ないです。 ↓上面のPOWERボタンは小さいうえに深く強く押さなければON/OFFできず、分解してスイッチに小さなテープを貼り、普通に押して反応するように調整しました。シャッターボタンは「グニュ」感ありますが撮影中には気になりません。 ↓側面にあるAV-OUT/USB端子のカバーは無く、むき出しのままです。メディアはSDカードを使用、大きめのバッテリーDB-60の持ちは良く撮影可能枚数はCIPA規格で380枚です。 ↓今回、普通に使用していたらバッテリーのロック用ツメが折れてしまいましたが、修理せずこのまま使います。日付/時刻のバックアップ電池は、まだ機能しているので一時的にバッテリーが外れても実用上は問題無いです。 ↓実写した700万画素オリジナル写真を1枚載せました。「公園の風景」 (WIDE端 F3.3 1/800秒 ISO100) 撮影条件の良い晴天の屋外なので記録された写真は特に欠点がなく、中央から周辺まで無難に写ってる...