SIMなしスマホをGoogleオフラインマップでカーナビとして使う

スマホ2台


SIMが入ってない古いスマホSONY Xperia Z4(写真右)を、カーナビとして再活躍させた体験記です。

Androidバージョンは7.0、Googleマップバージョンは9.42.3でした。

Googleオフラインマップの特徴は、SIMがなくても自宅Wi-Fi接続時に地図データーをスマホ本体(又はSDカード)にダウンロードしておき、その保存した地図を元に無料のカーナビとして使えることです。

まずスマホを初期化してからGoogleアカウントにログインしないまま地図データーをダウンロードしようと試みましたが、Googleマップのバージョンが9.42.3の場合はGoogleアカウントでログインする必要がありました。

そこで、一旦Googleアカウトでログインした状態でPLAYストアからGoogleマップだけをアップデートするとバージョンが11.23.2に新しくなりました。新バージョンは地図をダウンロードする際にGoogleアカウントは不要でした。

一般的にはGoogleアカウントを入力して使うのですが、個人情報が無い状態でナビを使いたかったので、Googleマップのバージョンアップ後にGoogleアカウントを削除しました。

個人情報が無ければ、万が一スマホを紛失した時のリスクが少ないと思いました。



↓Googleアカウントが無いままでバージョン11.23.2のGoogleマップを開きます。(自宅Wi-Fiにつながってます。)

Googleメニュー



↓右上の丸い「メニュー」をタップします。

右上のメニュー



↓「オフライン マップ」をタップします。

オフライン マップをタップ



↓「自分の地図を選択」をタップします。
画面右上の設定を開くと「ストレージの設定」項目があり、SDカードをダウンロード場所に設定する事もできます。

自分の地図を選択



↓現在地付近の地図が表示されます。地図画面上をスクロール&ピンチしてダウンロードしたい範囲を指定します。

マップ範囲を指定する



↓全国すべては指定できませんでしたので関東周辺を指定しました。この範囲のデーターサイズは2,300MB(2.3GB)と案内されています。このデーターがスマホ本体に保存されます。「ダウンロード」をタップします。

関東周辺



↓自宅のWi-Fi環境でダウンロード完了まで1時間くらいかかりました。

ダウンロード中



↓ダウンロードが完了し、「地図1」と名前が付きました。有効期限は1年なので適当な時期に更新すれば良いです。
(※!現実には1年ではなく30日を過ぎると無効になるので、その前にWi-Fi接続で地図を更新する必要があります。)

地図の削除や名前の変更も可能でした。
スマホ(又はSDカード)容量に空きがあれば、他の地域(関西など)を指定して地図を追加ダウンロードできます。

僕はGoogleアカウントを削除してからダウンロードしたので、画面下に「現在ログアウトしています。ログアウト中にダウンロードした地図はログイン時に削除されます。」の説明がありました。「OK」をタップします。

ログアウト中にダウンロード



↓目的地の指定方法は2つあります。
①上の入力欄に文字(例:ホームセンター)を入力して検索する。
②地図の画面上を長押しで指定する。

目的地の指定



↓位置情報ONメッセージが出た場合は「OK」をタップします。

位置情報をON



↓ここでは、②画面上の目的地を長押しで指定しました。赤色マークが付きます。次に「経路」をタップします。

!重要な事があります。(一番苦労した件です。)
長押ししても赤色マークが付かない時がありました。原因はわかりませんが、この症状になった場合は「メニュー」→「オフライン マップ」→「地図1」をタップ→「戻る・戻る」で問題なく使えております。

目的地を長押し



↓現在地から目的地までの経路が青色で表示されました。ピンチアウトで拡大して見ると道路の詳細が確認できます。
次に、経路の条件設定が必要であれば「オプション」をタップします。

経路



↓運転オプション画面です。高速道路・有料道路・フェリーを使うか否かの指定ができます。「完了」をタップします。
次に「ナビ開始」をタップします。

運転オプション



↓「Googleマップ ナビへようこそ」が表示されました。「OK」をタップします。

Googleマップ ナビへようこそ



↓「ナビゲーション データの使用について」の説明は「閉じる」をタップします。

ナビゲーション データの使用について



↓ナビの画面になり青い線のとおりに進むと目的地に到着します。スピーカーから経路の音声案内が流れますので、周囲環境に応じて音量+-ボタンで調節します。

ナビ動作中1

ナビ動作中2



↓故意に間違えて、右折するべき交差点を直進しちゃいました。間違えてもナビはリルート(再検索)してくれます。現在地点から新たな青い線で目的地まで案内してくれます。

2022/04/29追記
同じ道路でテストしたら、今度は間違えたままリルートしてくれませんでした。オフラインマップは基本的にリルートしてくれないのかなー?(Googleオンラインマップはリルートしてくれます。)
後で解ったのですが、リルートしなかった原因はWi-Fiを切って無通信のまま30日を過ぎるとスマホに保存した地図自体が無効になってしまうためでした。・・・なので30日以内にWi-Fi接続で地図を更新する必要があります。

2023/05/02追記
その後、約1年間使用しましたが
オフラインマップのリルートは正常に行われていました。地図の更新実施後30日以内はWi-Fiを切って無通信で放置しておいてもリルートは行われます。

リルート



↓目的地に到着しました。「完了」をタップして終了です。

目的地に到着



以上が古くてSIMの入ってないスマホをGoogleオフラインマップで無料カーナビとして使った場合でした。

もう1台所有のSIMの入っているメインスマホ(HUAWEI nova lite 3)は、主にYahooカーナビ アプリを使っております。

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↓この画面は、左:「Googleオフラインマップ」と右:「Yahooカーナビ」を比較したものです。
Googleのデザインは物足りないほどシンプルです。Yahooは信号名が表示されデザインは濃いです。

総合評価するとYahooカーナビの方が、高速道路ジャンクション車線案内や詳しい音声案内などが充実しています。

どちらでも目的地に到着できますが「好み」と「慣れ」が大きく左右すると感じました。
注意しなければならない点は、Googleの場合オフライン&オンラインマップ共に極端に狭い道路を案内する事が多く、軽自動車はOKでも大型車には危険が伴なう時があります。

ナビ時の通信データー量は「Googleオフラインマップ」がゼロで「Yahooカーナビ」は気にするほど多くは無く、3~4時間のドライブで0.05GBくらいでした。

GoogleとYahooの比較


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