VH-AD3Lを分解してメモリーを8GBに交換

このPC(Altair VH-AD3L)は4GBメモリー搭載ですが、基本的構造として外部からメモリー交換/増設のために開くカバーはありません。分解して内部構造を調べ、メモリー交換/増設が可能なのか?やってみました。


↓分解するには、底面のネジ13本(すべて同じサイズ)を取ります。次に本体と底カバーの間にプラスチック製のヘラを差し込んで徐々に開いて行きます。本体側(黒色)に17か所、底カバー側(白色)に14か所のツメが在りました。
覚悟していたツメの折れ・割れの発生は無く、以外とスムーズ外すことが出来ました。
底カバー開き



↓外した底カバーの内面です。
底カバー内面



↓本体内部です。バッテリーが1/4程の面積を占めています。マザーボードは想定していたより小さいです。
本体内部



↓4本のネジを取ってヒートシンクを外してみました。ファンの無いノートパソコンなのでCPUの排熱は大きいヒートシンク自体と、さらに青い放熱シートを通して鉄板シャーシに熱伝導させる構造になってます。
ヒートシンク



↓マザーボードを外そうと思ってネジを取りましたが、中央付近で何か?がくっついて離れないので止めました。
CPU上側の黒いシートをめくると目的のメモリーが見えました。
1スロットなのでメモリー量を増やすには現在の4GBメモリーを外し容量の多い8GBメモリーに交換する事になります。
メモリー場所



↓付いていたメモリーはサムスン製のPC3L-12800S 4GB(写真上)です。これを同メーカーのPC3L-12800S 8GB(写真下)に交換しました。入手価格は送料込み1,200円でした。
メモリー



↓ついでにバッテリーのラベルをチェック。これはリチウムポリマー電池でした。購入してから7年以上経ちましたが「膨らみ」の発生は無くまだ大丈夫そうです。Web閲覧を主な使い方として、購入時(Windows10)は8.5時間持ちましたが、今(Windows11 24H2)では7.5時間でした。やっぱ劣化はしょうがないです。
バッテリー



↓メモリー交換後のWindows11(24H2)システム>バージョン情報>デバイスの仕様は8.00GBとして認識されてます。
システム


メモリー交換前/後のPC処理スピードを次の様に簡単比較してみました。
ブラウザEdgeのショートカットをスタートアップフォルダーに入れ、PC再起動からスタートしEdge起動までのタイムを比較しましたがメモリー4GBと8GBに差は無く115秒前後でした。もっと重い作業であれば差が出るのかも知れません。

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