SONY ICF-B08を分解して内蔵充電池を外しました
防滴仕様の手回し充電ラジオです。類似機種はICF-B88、ICF-B09、ICF-B99です。
購入後の使用頻度は少ないのですが故障した様です。乾電池では使用できるが内蔵充電池では全く使用できません。
充電用ハンドルを回すと、充電ランプはオレンジ色に点灯するが内蔵充電池に充電されません。内蔵ニッケル水素電池の劣化と思われます。電池を交換するには有償でのメーカー修理になります。
↓有償修理せずにラジオの廃棄を考えました。ラジオ本体には「充電式電池はリサイクル協力店へ Ni-MH」との表記があります。そして取扱説明書も読んでみました。
取扱説明書に分解方法が記載されていたので実行してみました。分解順序は結果的に取扱説明書と異なりましたが、内蔵充電池を取り外すことができました。
当ブログ記事の写真は2度目の分解で無難に仕上げて載せてますが、初回はもっとリアルに汚いシーンの連続でした。
防滴構造のために取るネジは13本もあり、さらにカバー・ツマミ類は防水シール材で固めてあり難作業でした。
↓1.選局つまみ、バンド切換つまみ、音量つまみを引き抜く。
↓5.ロッドアンテナ先端近くのネジ1本と、電池ふた内右上のネジ1本を取る。
6.右側2本と下側2本のシルバーネジを取る。
↓7.ソフトライト部分のテープを剝がす。
↓11.外した電池は「NI-MH AAA700mAh 2.4V」と記載あり、単4ニッケル水素電池が2本直列に繋がってました。
↓ビニール被覆をはがしてみると、中身はダイソー単4ニッケル水素電池と同じサイズである事がわかります。
電気工作のできる人なら単4ニッケル水素電池に赤・黒リード線をハンダ付けすれば、たぶん使えると想像されます。
又、似たような外観の電話子機用交換バッテリーが多く市販されているので互換あるかも知れません。
僕はラジオを廃棄せず、内蔵充電池を取り外した状態でラジオを元とおりに組み立て、乾電池で使う事にしました。
手回し充電する時の電流負荷が無くなったので、充電用ハンドルは軽く回ります。回しながらライトやラジオをONにすれば乾電池なしでも使えました。
ニッケル水素電池を破棄するにはコチラを参照→:小型充電式電池のリサイクル | 一般社団法人JBRC