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LS150/JのCPUをPentium B980からCore i5-3230Mに交換

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NEC ノートパソコンLaVie LS150/Jです。処理スピードが特に遅いわけではありませんが、少しだけ高性能なCPUに替えてみたくなりました。(メモリーとSSDは1年前に交換済です。)今回購入したCPUの価格は送料込み780円でした。 CPUのスレッド数は2から4に、クロックは2.4から2.6GHzに、キャッシュは2から3MBに性能が上がります。 ↓赤色枠のロックをスライドさせてバッテリーを外し、黄色枠のネジ5本を取って底カバーを外します。 ↓バッテリーと底カバーが外れ、内部が見えました。 ↓ファンと一体になったヒートシンクを外すには黄色枠のファンコネクターを抜き、赤色枠のファンネジ2本とCPU部のネジ4本を取ります。ファンとキャビネットの噛み合いを外すための、ちょっとしたコツが必要です。 ↓ソケットからCPUを外すには赤色枠のロックネジを反時計回りに180度回し、CPUをまっすぐ上に持ち上げます。 ↓右が今回780円で購入したCore i5-3230Mです。コア面の放熱グリスは拭き取られてキレイになってました。 ↓裏側にはソケットに刺すための長さ1.5mm程のピンがびっしりあります。一部に曲がりがあったので修正しました。 ↓ヒートシンク裏面に残った古い放熱グリスをアルコールや洗剤で拭き取ります。次に、新しいCPUコア面にこのような放熱グリスを塗ってから、ヒートシンクを6本のネジで組付けます。 ↓Windows11(24H2)のシステムで見るとプロセッサ名称がi5-3230Mと表示され、ちゃんと認識できています。 いままで通りにパソコンを使用して体感的に処理スピードが改善された点は、ブラウザEdgeの「お気に入り」をクリックしてからバーが表示されるまでの秒数が短縮された事です。それと、CPUの発熱が減少したためと思いますが元々静かだったファンの回転がさらに静かになって停止する事もあります。結果的に、速くて静かなパソコンになりました。

日立デジカメHDC-401のレビューと分解修理

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日立リビングサプライから2004年に発売された400万画素、固定焦点レンズ搭載のジャンクデジカメを購入しました。 前カバーの鏡面仕上げにキズはほとんど目立たなくキレイに反射してます。丸いミラーは自撮り用です。 ↓レンズの明るさはF3.5で絞りは無し開放のまま、焦点距離f=7.7mmは35mmフイルムに換算すると37mmになります。 AFは無く、撮影可能範囲は標準:110CM~∞、近距離:55cm~110cmの2段階でスライドスイッチで切り替えます。 レンズ前玉は黒いシャッターで遮られており、電源ONでシャッターが開きます。カメラ前面カバーとの二重覆いです。 ↓背面です。液晶画面は屋外の直射日光下では見にくいですが、手や体で光を遮るとまあまあ普通に見えます。 逆ガリレオ式光学ファインダーは大まかな撮影範囲を見るだけの簡素なもので、正確なフレーミングはできません。 操作スイッチは押しやすく、今のところ接触不良の発生はありません。 ↓上面は電源とシャッターボタンだけです。シャッターボタンの半押しは無く、全押しだけです。ボタンを押してから撮影するまで約1秒のタイムラグがあるために意識した上で撮影しなければなりません。 ↓保存メディアはSDカードです。1GBまでのSDカードは異常なく使えましたが、2GB以上は電源がONできない事がありました。カードの出し入れ操作は、カバーと電池の中間位置にあるために指がかからずやりにくいです。 電源は単3電池で持ちは良い方です。日時バックアップ電池は完全に消耗してます。 ↓このカメラの不具合です。実際に白い物や青空を撮影すると画面右に黒い影が写りこみます。CCDセンサー又はレンズにゴミが付着していると思われるので分解修理(クリーニング)します。 ↓外装と電池フタ/端子カバーのネジ7本を取って前カバーを開きました。 ↓前カバーにあるDC IN端子基板のネジを取って基板を外すと、前カバーを分離できます。 ↓後カバーからカメラ本体を外すには、電池フタ内の黒いネジ1本を取ります。次に赤色枠の基板を止めているネジ2本を取ります。そして青色枠の後カバーを上下に開くようにするとカメラ本体を抜き出すことができます。 参考まで:緑色枠の部品はホール素子で、前カバーのミラー部にあるマグネットの位置で開閉検出をしています。 ↓参考まで:このカメラはCCD面とレンズ...

古いカメラのレビューCaplio R2

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リコーから2005年に発売された500万画素、F3.3~4.8 28~135mm 4.8倍ズームレンズ搭載のデジタルカメラです。 電源は前面のグリップレバーをスライドさせることによりON/OFFします。レンズカバーの開閉音「バチン」が非常に大きいので驚きます。同時にレンズの出し入れする音「ギューン」も大きいのでダブルでびっくりするカメラです。 持った時に右手の中指と人差し指がグリップレバーのメッキ部分に当たって滑りにくく、安心感があります。 ↓背面です。右手親指の置き場所と滑り止めがちゃんとあってホールド感は良く、ズームボタンの位置も最適です。 液晶画面はノングレアなので屋外の明るい場所でも、余計な反射がなくて比較的見やすいです。 不具合もありました。過去にモード切替スイッチと、上面にあるシャッターボタンに接触不良が発生したので、カメラを分解してスイッチの酸化被膜を分解クリーニング後にKURE 5-56を塗布して修理したことがあります。 ↓保存メディアはSDカードです。電源は単3電池なのでどこでも入手出来るのが便利で、電池の持ちは良い方です。 日付/時刻のバックアップ電池(KANEBO PAS614L)は今も機能しています。 ↓500万画素のオリジナル写真を載せました。少しノイズ感があります。(WIDE端 F5.4 1/800秒 ISO100 曇天) 手前道路の曲線はレンズ樽型ディストーションの影響を受けているのではなく、僅かにカーブしているのです。