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3月, 2022の投稿を表示しています

RICOH Caplio R6を分解してレンズを外しました

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Caplio R6(ブラック)(レッド)(シルバー)を3台を所有してますが、何と・・・3台ともレンズ不良です。 ・ブラックは電源ONでレンズが出た後すぐに収納され、又レンズが出ますがボケてます。ズームを一旦望遠側にしてワイド側に戻すとボケずに正常に撮影できます。何とか実用になるので日常の撮影に使っています。 ・レッドはワイド端でピントが合わないが、少し望遠側にズームするとピントが合い撮影できます。前玉内部に小さなカビがあります。(写り込みは感じません) ・シルバーはレンズギアに欠けがあり電源ONでレンズが出ません。 Caplio R6の良品レンズユニットを入手する機会があったら、交換してみようと考えています。 今回は撮影不可のシルバー機を使ってレンズユニットの外し方を習得する目的で分解します。 ↓取るネジは前カバーの2本と三脚ネジ穴部分の1本です。 ↓右側面は4か所の丸い凸部にカバーの穴を引っかけてあるだけで、ネジは使っていません。 ↓最初に前カバーを外します。次に後カバーの右下を持ち上げ、同時に端子カバーも外します。 ↓後カバー右上はスピーカー部の両面テープで接着されているので引っぱると外れます。 ↓端子カバーは3個のパーツで構成されています。フタ上下の突起を折らないように注意します。 ↓液晶からの赤・黒リード線のハンダを外します。(赤色が+) ↓基板は白色と黒色のコネクター2か所で結合してあり、持ち上げると外れます。 液晶フレキコネクター上部にある黒色スペーサーは両面テープで固定されていますので外します。 基板のフレキと液晶のフレキを抜きます。(フレキコネクターのロック板を90度起こしてから抜きます) 液晶は3か所の両面テープでシャーシと接着してあるので、マイナスドライバー等ではがします。 ↓基板とスペーサーと液晶が分離できました。残りのフレキ2か所がレンズに繋がっています。フレキコネクターのロック版をを90度起こしてからフレキを抜きます。 ↓カメラ前側から抜き取るようにするとレンズユニットが外れました。良品のレンズユニットが有って、この時点で交換すれば正常なカメラ1台が出来上がると思ってますが今回は残念です。 ↓組み立てる場合の注意点は、モード切替のスライドつまみを、上下逆さにした後カバーに置きます。逆さにしたままでカメラ本体を後カバーに、はめ込むように組むと...

SONY ICF-B08を分解して内蔵充電池を外しました

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防滴仕様の手回し充電ラジオです。類似機種はICF-B88、ICF-B09、ICF-B99です。 購入後の使用頻度は少ないのですが故障した様です。乾電池では使用できるが内蔵充電池では全く使用できません。 充電用ハンドルを回すと、充電ランプはオレンジ色に点灯するが内蔵充電池に充電されません。 内蔵ニッケル水素電池の劣化と思われます。電池を交換するには有償でのメーカー修理になります。 ↓有償修理せずにラジオの廃棄を考えました。ラジオ本体には「充電式電池はリサイクル協力店へ Ni-MH」との表記があります。そして取扱説明書も読んでみました。 廃棄する時は環境保護のために内蔵充電池を取り外す事になってますが簡単に外れる構造ではありません。 取扱説明書に分解方法が記載されていたので実行してみました。分解順序は結果的に取扱説明書と異なりましたが、内蔵充電池を取り外すことができました。 当ブログ記事の写真は2度目の分解で無難に仕上げて載せてますが、初回はもっとリアルに汚いシーンの連続でした。 防滴構造のために取るネジは13本もあり、さらにカバー・ツマミ類は防水シール材で固めてあり難作業でした。 ↓1.選局つまみ、バンド切換つまみ、音量つまみを引き抜く。 ↓2.ロッドアンテナ収納部分のネジ2本を取り、ソフトライトカバーと導光アクリル板を外す。 ↓3.底面のネジ2本を取り、底面カバーを外す。 ↓4.前面ゴムカバー内のネジ1本と後面音量つまみ部分のネジ1本を取り、前・後カバーを外す。 ↓5.ロッドアンテナ先端近くのネジ1本と、電池ふた内右上のネジ1本を取る。  6.右側2本と下側2本のシルバーネジを取る。 ↓7.ソフトライト部分のテープを剝がす。 ↓8.左と右のカバーを下側から外す。 ↓9.小さな基板のネジ1本を取り、基板を浮かす。基板下にある黄緑色の部品が内臓充電池です。 ↓10.内蔵充電池から出ている白いコネクターを抜き、電池を右側から持ち上げて外す。 ↓11.外した電池は「NI-MH AAA700mAh 2.4V」と記載あり、単4ニッケル水素電池が2本直列に繋がってました。 ↓ビニール被覆をはがしてみると、中身はダイソー単4ニッケル水素電池と同じサイズである事がわかります。 電気工作のできる人なら単4ニッケル水素電池に赤・黒リード線をハンダ付けすれば、たぶん使えると想像されます。 ...

NEC LaVieをUSBメモリーから起動させるBIOS設定

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↓LaVie LS350/Aです。OSをインストールする時など、USBメモリーからブート(起動)したい場合があります。 ↓PCを再起動してNECロゴと、左下に<F2>:BIOSセットアップメニュー起動が表示される1~2秒のタイミングに「F2」キーを連打します。 ※シャットダウンからの起動ではBIOSセットアップメニューが表示されないので、必ず再起動する必要があります。 ↓BIOS画面になったら「←」「→」キーで画面上部の「詳細タブ」を表示します。 USBレガシー機能:が「FD」または「使用しない」になっていた場合は「F5」「F6」キーで「使用する」に変更します。 ↓次に「←」「→」キーで「起動タブ」に移動します。USB Memory:とUSB HDD:が起動させないデバイスになっていた場合は「X」キーで起動順位に追加(移動)します。 次に「F10」キーで設定を保存して終了するとPCが再起動されます。 PCが再起動されNECロゴと、左下に<F2>:BIOSセットアップメニュー起動が表示されるタイミングに「F7」キーを連打します。 ※注「F2」ではなく「F7」キーですよ。 ↓そうすると「起動時のメニュー」<セットアップ起動>が表示されるので「↓」キーで5. のUSBメモリーを選択して「Enter」キーを押します。 ↓少し待つと、このようにUSBメモリーからブートされました。これがWindows10のセットアップ画面です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2022/12/16追記 NEC LaVie LE150/E (PC-LE150E1)もこの記事と同じBIOS操作でした。

PowerShot A495 センサーゴミを分解クリーニング

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 Canon PowerShot A495です。以前にシルバーを所有してましたが、今回はレッドを入手しました。この色が好きです。 ↓ズームの広角側ではゴミの写り込みはほとんど感じませんが、望遠側で撮影すると中央上に黒い点が写っています。 CCD前のフィルターガラス前面にゴミが付いていると思われるので分解クリーニングします。 以前にPowerShot A480も所有&分解した事あり、内部構造はほぼ同じでした。 ↓5本の長いネジを外して後カバーを分離します。 青色の操作ボタンフレキを抜いて、シャーシを止めている3本の短いネジを外します。 ↓シャーシを右にめくると黄色のCCD基板が見えます。 ↓3本のネジ周辺に半透明のボンドが付いてます。PowerShot A480も同じボンドでした。 これを除去するのが難作業なのです。プラスチックより硬いカチカチのボンドです。 ニッパとカッターナイフで少しずつ削って除去するのに、休みながら1時間くらいかかりました。 ナイフの刃先が折れます。全て除去するのは無理なので金属部が持ち上がる程度まで削りました。 ↓これが削ったボンドのカケラです。 ↓外したCCD部です。ゴム枠とフィルターガラスも一緒に付いてくるとクリーニング作業が楽なのですが、このカメラはレンズ側に残っているので手間がかかります。 ↓ガラス中央下に白いゴミがありました。ゴミ位置と写真の黒点位置では上下が逆になります。 ゴム枠を外した後にガラスを持ち上げる際、ピンセットでガラスをつまんで持ち上げたら床に落ちました。 ゴミの多く付いたガラスをクリーニングし、組み立ててテストすると小さなゴミが多く写り込みました。 再度分解し、無水エタノールとクリーニングペーパーを使ってキレイにしてから組み立てました。 ↓2度目のテスト撮影ではOKでした。

CASIO EX-Z57 レンズを分解クリーニング

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ジャンクを購入しました。特に不具合もなくキレイなカメラでした。絞り解放で撮影すると少し「ボー」とした写りに感じますが、明るい時の絞ったF値ではキレイな写真になります。 肉眼でレンズの中を覗くとクリアですが、顕微鏡で見ると絞りの奥のレンズ外周に「クモリ」or「モヤ」がありました。 このレンズはPENTAXから供給されている「スライディング・レンズ・システム」の薄型ズームレンズです。 仕様:smc PENTAX LENS(非球面レンズを含む5群6枚)、F2.6(W)~4.8(T)、f=5.8(W)~17.4(T)mm(35mm換算;約35~105mm) 自己流で調べてみたらCASIOで採用されている機種は以下が見つかりました。 EX-Z3、EX-Z4、EX-Z30、EX-Z40、EX-Z50、EX-Z55、EX-Z57 PENTAXで採用されている機種は以下でした。 Optio S、Optio S4、Optio S4i、Optio S30、Optio S40、Optio S5i、Optio S50、Optio S55、Optio S5n、Optio S5z 「クモリを何とかキレイしたい」との思いでレンズを分解クリーニングする事にしました。 ↓前カバーと後カバーを外しました。 ↓シャーシと液晶を開きました。 ↓本体からレンズを分離するためにCCD基板の3本のネジを外します。 ↓CCD基板をめくると、レンズ側にゴム枠とフィルターガラスが見えました。 ↓フレキコネクターを外すと、レンズ部が分離します。 ↓レンズ部外観を角度を変えて4枚撮影しました。 ↓レンズ裏面に付いている位置センサーの金具を外す際に赤丸の突起を折ってしまいましたが、組み立てる時はシャーシで押さえて浮かない様に工夫しました。  ↓フレキをめくってテープで止めます。 ↓3本のネジを外すとレンズの背面が分離できました。 ↓後玉とスライディング・レンズです。「クモリ」or「モヤ」は無くクリアな感じです。 ↓後玉を外してクリーニングしました。 ↓スライディング・レンズの外し方がわからないので、クリーニングペーパーを差し込んでクリーニングしたつもりですが、たぶんレンズ面に接触していなく効果は無いと思います。 カメラを組み立て、実写テストの結果はクリーニング前よりは少し改善されましたが、前玉方向から顕微鏡で見ると...