CASIO EXILIM EX-H15 レンズのゴミを分解クリーニング

 ↓前玉レンズ裏にゴミがたくさんあります。今のところ実写での映り込みは感じませんが、レンズを分解してクリーニングを実施します。

参考:同じレンズを使っているカメラは他に2機種あります。

・EX-H10
・EX-H20G

前玉正面から見える大量のゴミ


↓先端のレンズバリア(レンズカバー)を外しやすくするために、ズームを望遠側いっぱいにしてバッテリーを抜きます。
ズームを最大に伸ばした


↓先端の金属リング部(レンズバリア)だけを時計方向に少し回すと外すことができます。ボンド・両面テープは付いてません。
レンズバリアを外した


↓レンズバリアの裏側です。左上の突起を動かすと4枚の羽根が出てきて閉じる構造です。
レンズバリアの内側


↓レンズは前玉と2枚目があります。3か所(2枚で6か所)にグレーのボンドが付いてます。カッターナイフでボンドを切って除去します。ナイフの刃で切ると白色になります。
ボンドをカッターナイフで切る


↓ナイフで切り取ったボンドです。プラスチックよりは柔らかい材質でした。
ボンドの切りくず


↓ボンドの付いていた3か所にマイナス精密ドライバーを差し込んでレンズを外しました。2枚目のレンズも同じように3か所のボンドを切り取り、外しました。
前玉が外れた


↓レンズ2枚を外すと鏡胴奥のレンズが見えました。外したレンズは2枚目の方ががやや小さいサイズでした。
レンズ鏡筒内部


↓バッテリーを入れてレンズ鏡胴を収納してみました。動作には異常はありませんでした。

鏡胴内部、残りボンド、レンズ2枚をブロアやハケやクリーニングペーパーで慎重にクリーニングしました。完璧にクリーニングするのは無理なので妥協しました。エアーコンプレッサーがあるともっとキレイになったかも知れません。
前玉2枚


↓再度、ズームを望遠側にしてバッテリーを抜きます。クリーニング済のレンズを鏡胴に置いて、市販のエポキシボンドを爪楊枝の先に付け、3か所(2枚で6か所)を止めました。
前玉取り付け

エポキシボンドが固まったら、レンズバリアをはめこみ反時計方向に回し固定して完了です。

この機種の前玉は隙間が多い構造なので、レンズ表面とレンズバリアのゴミはブロアで吹くと内部に入り込みます。ゴミをクリーニングする際は、掃除機ノズルをレンズから数センチに置き、ハケやクリーニングペーパーでゴミを払いながら吸引するのが良いと思います。


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