VersaPro VK19EX-HのCPUをCore i3-3120Mに交換
NECのノートパソコンVersaProシリーズは企業・自治体・官公庁向けの地味なビジネスPCです。自分が所有しているPCは2013年11月出荷で底面ラベルの型番はPC-VK19EXZCHと表記されております。
Windows7世代のパソコンですが、HDDをSSDに換装してからWindows11をクリーンインストールしました。
液晶が非光沢であり、CPU発熱が少なくファン音が静かなので自分としては落ち着いた気持ちで使っております。
日々普通に使っていて不自由はないのですが、ちょっとだけスピードの早いCPUに交換してみたくなりました。
現在のCPUはCeleron 1005M(1.9GHz)が付いています。これをCore i3-3120M(2.50GHz)に交換します。
ヤフオクから何と!たった1円(送料は別)で落札できました。現在の価格は高低差ありますが数千円ほどします。
左のシルバー金属箱は元のHDDを外して換装したSSD(TOSHIBA 128GB)です。
↓次にCPUを外します。銅製のヒートシンクはCPUからファン送風口まで一体構造になっているのでCPU上のネジ4本を取ってヒートシンク一式を分離します。
↓ヒートシンク裏面には放熱グリースがベタッと付着してます。このグリースは組み付け前に拭き取る事になります。
↓CPUを外すには、さらに一つの作業があります。ソケットの黒いマイナスネジをドライバーで反時計方向に180度回転させるとソケットのロックが解除され、CPUを真上に抜く事ができます。CPUの裏面は電極ピンがほぼ全面に(たぶん100本以上)突出しており、ソケット側にはその数だけ穴があります。(CPU裏面とソケット面の写真あれば良かった)
↓PCの電源を入れて起動できました。CPU内臓のグラフィックが異なるため最初は横長の画面になりましたが、インターネットに接続された状態で数分すると新しいグラフィックドライバーがインストールされて正常な画面になりました。
↓最初にファンを外します。2本のネジを取ってコネクターを抜けばファンを分離できます。
↓新しいCPUを挿して(ソケットに載せるだけ)マイネスネジを時計方向に180度回転させ、ソケットをロックします。
CPUのコア部分に放熱グリースを塗り、ヒートシンク(古いグリースは拭き取り除去)を元通りにネジ4本で止めます。
CPUのコア部分に放熱グリースを塗り、ヒートシンク(古いグリースは拭き取り除去)を元通りにネジ4本で止めます。
ファンも元通りにネジ2本で止め、ファンコネクターを挿すとCPU交換作業は終了です。
デバイスマネージャーでグラフィックドライバーを確認するとIntel(R) HD Graphics 4000と、末尾に4000が付きます。
Windowsの設定>システムのプロセッサを見ると「Core(TM)i3-3120M CPU@2.50GHz」と正常に認識されております。
いままでよりも各動作スピードが速くなった事は体感できますが劇的変化ではありません。
メモリ(実装RAM)も僕のパソコンの使い方では4GBあれば足りますが気分的に6GBにしてあります。
メモリ(実装RAM)も僕のパソコンの使い方では4GBあれば足りますが気分的に6GBにしてあります。
スピードが劇的に早く体感できるのはHDDをSSDに換装した場合で、もうHDDには戻れません。体感を表現するとガソリン車とEV車を比較した感じで「音もなくスッと早い」と言えます。
CPU交換で発熱量とファン回転数のアップを心配しましたが、いままで通り熱くならず静かで穏やかなパソコンです。