DSC-P43を分解し「電源を入れ直してください」を修理
DSC-P43はこれまで5台購入し、素朴さが気に入って今は3台持っております。何度か分解修理した事があります。
他のSONYカメラのネット情報を調べるとレンズ繰り出し動作不具合が原因らしいですが、このカメラは構造上レンズ繰り出しは無く、レンズカバー開閉動作のみです。第6感として何となくこのレンズカバーあたりが気になります。
↓分解します。底面2本とバッテリーカバー内2本のネジを取って、リアカバーを外します。
↓リアカバーを外す際に、2か所のツメにダメージを与えないように注意が必要です。この写真は折れたツメをボンドで補修している様子です。
↓リアカバーのフレキを外すにはフレキコネクターの黒い部分を90度起こしてからフレキを抜きます。
↓ファインダー右とレンズ左の奥にある黒いネジを取り、赤線/黒線のコネクターを抜きます。
↓フロントカバーからカメラ中身を抜き出すようにすると、このように分離できます。
↓カメラ中身のフロント側です。レンズ右側にある白い尖った2個の部品がレンズカバー開閉の検出スイッチです。
このスイッチの接触不良が「電源を入れ直してください」の故障原因かも?しれないので修理します。
カメラを組み立て、繰り返しテストの結果はOKですが、時々症状なので長い目で点検する必要がありそうです。
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2024/03/23 追記
しばらくぶりにカメラを出して使ってみたらダメでした。最初に「電源を入れ直してください」メッセージが出ましたが電源スイッチを数回OFF→ONしたら直りました。
前回の作業で慣れているので、再度分解しました。今度はレンズカバー開閉検出スイッチに無水エタノールをかけて前回の接点復活剤を洗い流した後、KURE 5-56をしみこませました。
また長期間かけて確認テストをします。