EOS Kissグリップのベタツキを無水エタノールでクリーニング

キヤノン一眼レフカメラEOS Kissシリーズ7台について、グリップラバーのベタツキをクリーニングした記事です。

機種は①フイルムNew Kiss 2台、②フイルムKiss III 1台、③フイルムKiss IIIL 1台、④Kiss Digital N 2台、⑤Kiss Digital X 1台です。


↓このカメラは EOS Kiss Digital Xです。グリップにラバー塗装部分が残ってベタついています。

グリップラバーのべたつき


↓端子カバー側も同じようにラバー塗装部分が残ってキズとムラが目立ちます。

端子カバー側のべたつき


↓ネット情報で重曹やアルコールでクリーニングした事例がありましたので実施してみます。当方に重曹は無く、10年ほど前に購入しボトルの底に1cmくらい残っていた無水エタノールがありました。アルコール成分が薄くなってダメかなと思いましたが大丈夫でした。

綿棒に付けてゴシゴシこするだけでラバー塗装部分が「ポロポロ」と剝がれてきます。剝がれない部分は何度か繰り返すとラバーがエタノールに溶けて綿棒に染み込む様にクリーニングされます。

無水エタノール



↓端子カバーは3本のネジを取って外しました。この写真の上半分がエタノールと綿棒でクリーニングした部分で分かりやすいと思います。ラバー塗装部分が剝がれるとツルツルのプラスチック地肌になります。

端子カバーの上半分だけクリーニング



↓カメラ1台で綿棒は8本使いました。写真では綿棒が薄い黒色に変わってますが、クリーニング中はラバーの黒色が綿棒表面にベッタリ付いてました。エタノールに溶かされて綿棒内部に染み込み、黒色が薄くなった結果と思います。

消費した綿棒は8本



↓一か月以上経過し、見た目も違和感なく普通に使用しております。以外ですがグリップ部分のプラスチックは独立したパーツなんです。ちょっと面倒な分解作業になりますが、前面カバーごと外すとグリップ部分だけ2本のネジで固定されています。取り外して好みの色にスプレー塗装などが可能です。(Kiss Digital Nで分解確認)

クリーニング済のグリップ


特にフィルムKissのグリップはラバー塗装部分をクリーニング除去してもプラスチック地肌がシボ模様になっているので、見た目は全く違和感がありません。ベタツキが発生しているのでしたらオススメです。

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