ワンタイムパスワードカード(トークン)の分解と電池取り外し
ワンタイムパスワードカードが5年3か月経過したので、新しいカードを注文して郵便で受け取りました。
不要になった古い2枚のカードは廃棄するのですが、ゴミの分別では「燃やすごみ」として出すことになります。
電池が入っているし、まだパスワードが生成できるし、捨てるにはリサイクル面とセキュリティ面で何となく抵抗があります。せめて電池だけでも取り外す事ができれば安心できます。
分解してみましょう。
↓表面のボタン部分は全体がシール状なので、あまり鋭利ではない果物ナイフを差し込んでシールを剥がしました。
全面が両面テープで貼ってありますが、予想していたよりもスムーズに剝がれました。
液晶とボタン基板が見えましたが、電池らしき物は見当たりません。
↓次に裏面のシールを剥がすとコイン電池らしい物が見えましたが、金属ホルダーの中なので外すことは出来ません。
↓表面のボタン基板に果物ナイフを差し込み、基板を起こす様に外しました。基板の厚さはたった0.35mmと薄く、一部が割れました。
↓基板が外れ、電池ホルダーから横方向にコイン電池(SONY製CR2016)を抜く事が出来ました。
ワンタイムパスワードカードの電池寿命は一般的に5年程度とされてますが、電圧をテスターで無負荷測定すると2.9Vもあり、まだまだ使えそうな感じを受けました。
↓2台目のカードも同じ様に電池を取り外すのですが、今度は基板を割らない様に8か所のプラスチック凸部を丸刀彫刻刀でカットしました。
↓この状態に表面のボタンシールを軽くかぶせて動作テストをしてみます。電池を一旦取り外してから、再度差し込んでも正常に動作すると思ってましたがダメでした。液晶が全く表示されなかったり、表示されても意味不明な内容でした。
たぶん安全上その様な仕組みになっていると思われます。
↓裏面赤色枠の穴は基板の接点(TP*)があり、電池が入っている状態で何等かの電気的設定をするのかな?解りません。
取り外したCR2016は「電池」として廃棄します。基板は小型家電回収BOXに投入しリサイクルします。