山善Qriom YVR-R500の分解とレビュー

AM/FMラジオレコーダーというカテゴリーの製品を買うのは初めてです。調べてみたら、このQriom YVR-R500は、ジャパネットたかたオリジナル商品として2012/11/10に発売された様です。

動作は正常と思いますが、液晶窓右下に微小なカビが有るのと、USB/micro SD端子のゴムカバー外れ止めが切れてますので、内部点検と分解掃除をします。インターネットで分解情報は得られませんが、何とかなるでしょう。

正面



↓電池を外して、背面のネジ4本を取ります。裏面



↓前後キャビネットの隙間にプラスチックのヘラを差し込んでスライドさせ、ツメを壊さないようにゆっくり開きます。キャビ開け



↓液晶窓右下の内側にあった微小なカビは「ハー」と息をかけて眼鏡クロスで拭き取り出来ました。
基板を外すにはボタン基板に見える3本のネジを取り、次にメイン基板のネジ2本(1本はボタン基板の下)を取ります。基板ネジ




↓液晶ユニットは右側の両面テープ接着箇所をゆっくり剝がすと、左に180°開くことが出来ました。写真右上の赤い物は本体の中から出てきた、ゴムカバーの切れ端です。液晶開き



↓メイン基板の角には左右のマイクロフォンと、中央には大きくサムスンの内臓4GBメモリーがあります。メイン基板表



↓メイン基板を外して裏返しました。赤い裏キャビにはAMフェライトバーアンテナと25mm径16Ωスピーカーがボンド付けされてました。本体内部はとてもキレイでゴミ・ホコリは全くありませんでした。スピーカー



↓メイン基板のICは何故か?表示が削り取られてました。怪しげな事情があったのでしょう。メイン基板裏



↓元通りに組み立てました。USB/micro SDゴムカバーの切れ端3個が内部から出て来ました。端子のゴムカバーは普通に付ければ落ちる事はありませんが、僕は使わない端子なので、ゴムカバーの上から透明テープで止めておきました。ゴムカバー



取説を見ながら、ラジオ/タイマー予約録音/ボイスレコーダー/パソコン接続等の機能を使ってみた素人感想です。

◎ ボディサイズが昨今の商品より大きく、ボタン類も大きくて使いやすい。
◎ アナログ選局ラジオしか持っていない僕には、シンセサイザー選局が超便利である。
〇 ボイスガイドの女性アナウンスが良い声で嫌味を感じない。
〇 タイマー予約録音できる。
〇 スタンドがしっかり固定感あり使いやすい。
〇 ACアダプターは一般のUSB 5Vタイプが何でも使える。(ミニBのコードが必要)
〇 電池フタの開閉と電池の交換はスムーズで違和感がない。
〇 ボディは硬いメタリック塗装でキズが付かない。

△ カラー液晶が暗く、屋外晴天時では見えない。
△ ラジオ音にイコライザーが欲しい。(再生音は6種類のイコライザー有り)
△ ワイドFM(FM補完放送)対応だったら良かった。
△ 音量ツマミが小さく微調整が難しい。
△ダイソーアルカリ電池の持ちは、1日3~4時間くらいイヤホン微小音量でFMラジオを聴いた場合に7日間持った。
テスターで無負荷電圧を測定すると1.1Vまで使い切っていた。

× USB/micro SDゴムカバーの材質が悪く切れやすい。

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