EF80-200mm F4.5-5.6 USMを分解クリーニング

フロントキャップとリアキャップ付きのキレイなジャンクレンズです。ハードオフ店頭で光学系の汚れやカビをチェックして問題なさそうなので購入しました。

購入



↓自宅でEOS Kiss Digital Nに取り付けてAF動作チェックの結果は問題ありません。ズームリングのトルクむらも感じなくスムーズに動作します。光学系も前から後までスッキリ抜けてキレイに見えます。
光学系



↓普通にレンズを覗いてチェックしても見えないのですが、後側からLEDライトを当てて前側から微妙な角度で見ると、この様なカビらしき物がありました。前玉の回転と一緒に回るので前玉裏面みたいです。
風景を実写テストしてみましたが、特にコントラスト低下は感じませんでした。実用上は問題ないレベルと思います。
カビ



↓やっぱ・・・気になるので分解クリーニングする事にしました。前玉は3本のネジで固定されているだけの構造です。
外す前に一応テープを貼って位置マーキングしました。
マーキング



↓前玉の裏側を照明の角度を変えて入念にチェックすると、カビらしき物が薄っすら見えました。
前玉裏



↓クリーニングペーパーに無水エタノールを付けて前玉裏面と鏡胴側のレンズ面をクリーニングしました。どうしてもエタノールの乾燥ムラが残る場合は、その後に息をハアーとかけてクリーニングクロスで丸く拭き取ると良いです。
結果はキレイになりましたが、新品の様に完璧クリアではありません。どうしても僅かなチリは残ります。
エタノール



↓ついでに他の箇所も点検します。ズームリングのゴムカバーを抜くとネジが2個見えました。
ズームリング



↓マウント面のネジ5本を取ってみましたが、簡単に分解できそうも無いので、止めて元通りに戻しました。
リアマウント



↓完成したレンズをEOS Kiss Digital Nに付けると軽くてコンパクトなのが良いです。屋外でテスト撮影してみます。
(EOS Kiss Digital Nの場合、センサーサイズ比からレンズの焦点距離は1.6倍の128~320mm相当になります。)
EOS Kiss Digital N



↓200mm開放F5.6で実写した原画を2枚アップロードしました。写真を左クリックし別ウィンドウが開いたら次に右クリックして「名前を付けて画像を保存」を選択し、ダウンロードした写真を見て下さい。(Windows11 Edgeの例)
テスト1

テスト2


F8に絞ると解像度が少しアップしますが、開放F5.6から十分に使えるレンズです。

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