マウスM-BT12BRのスクロール不良を分解修理

ELECOM BluetoothマウスM-BT12BRRDのスクロール動作が不安定になりました。使い始めに回転方向と逆にスクロールされる事が多く、使い込んで行くと正常になります。ロータリーエンコーダの接触不良と思われるので分解します。


↓底面の丸いシール5か所のうち一番下のシールを剝がすとネジがあります。
底面



↓ところが、Y型ネジなので合うドライバーが必要です。又はマイナスドライバーで運良く外れるかも知れません。
Y型ネジ



↓Y型ネジ1本を取れば、上の赤色カバーは面倒なツメの引っ掛かりも無く簡単に外れます。
上カバー外し



↓スクロールホイールの軸と一緒に回転する部品がロータリーエンコーダです。基板全体を外すには電池から出ている白色コネクターを抜いて、そのまま持ち上げると外れます。
ロータリーエンコーダ1



↓基板からロータリーエンコーダを外すには5本足に付いているハンダを除去します。ハンダ吸い取り線にハンダコテを押し付けながら溶かして吸い取るのですが、道具が無いと無理だしコツも必要な難しい作業です。
ハンダ作業



↓外したロータリーエンコーダにはTTC 9とLAの文字があります。これ自体を分解するには金属面にある4か所の黒いプラスチック突起をナイフでカットすれば良いと思いますが、元に戻す事が無理そうなので今回は止めます。
ロータリーエンコーダ2



↓代替え修理方法として赤色のローターと黒色エンコーダ本体の間に、待ち針を少し差し込んで隙間を作りました。
待ち針を深く差すとローターの接点を壊す事が考えられるので注意が必要です。
そして隙間にKURE 5-56をスプレーしました。(接点復活剤も持ってますが使いませんでした)これで直ったはずです。
結局、難しいハンダ作業は必要無く、上の赤色カバーを外すだけで作業可能でした。
ロータリーエンコーダ隙間

結果:修理後のスクロール調子は良いです。

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