富士通ノートPC LIFEBOOK AH45 TのCMOS電池交換

2015年製造から9年が経ち、日付・時刻・BIOSデータを保持しているCMOS電池の消耗が気になるところです。このPCに使われているCMOS電池に関するインターネット情報は何も得られず、自分で分解しながら確認する事になります。


↓メインバッテリーを外してから黄色枠のネジ(2×5mm)7本と赤色枠のネジ2×6mm)1本を取り、底面カバーを外します。
底面カバー1



↓一見してもCMOS電池らしき物は見つかりませんが、メモリー右の底キャビネットに隠れて居る事が判りました。
本来はPCを分解しマザーボードを外してからCMOS電池を交換するのですが、このノートPCの場合は底キャビネットを少し開くだけで何とか交換出来そうな構造です。
まず黄色枠のネジ(2×5mm)5本を取り、SSDを左にスライドして外すと赤色枠のネジ(2×2.5mm)1本が見えるので取ります。メモリー2枚は取り外す必要ありません。
底面カバー2



↓パームレスト側キャビネットをこの様に起こし、次にマザーボードを手前の隅から持ち上げます。
パームレスト



↓PCを上下裏返しにして底キャビネットを開く(こじ開ける感じ)とCMOS電池が現れたので、底キャビネットと基板の間に電気を通さない木片(かまぼこ板)を入れて隙間を作りました。
底キャビネット



↓CMOS電池の型名はCR2032でした。スーパーや100均ショップ等で買う事のできる汎用コイン型電池です。
電池を取り外すための指がうまく入らないので、電気を通さない焼き鳥用竹串を2本使って想定より強い力で接点バネを開きながら電池を持ち上げて外しました。
竹串



↓試しにCMOS電池を外したままでPCの電源を入れてみると、以下の様な黒い画面で止まってしまいました。
00C08270: Real Time Clock Error - Check Date and Time settings
Press F1 to Continue or F2 to Enter Setup
と表示され時計エラーのため時刻を設定する様に促されます。このままF1キーを押すとWindowsが起動します。
エラー



↓外したCMOS電池の電圧はテスター実測値2.4Vで、そろそろ交換時期だった事が判ります。自宅に在った三菱製CR2032に交換しました。たぶん、10年は持つでしょう?。
CR2032

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