PanasonicカメラC-225EFを分解修理

ジャンク箱から救って、動作確認したら裏蓋を開ける時に固いのですが、基本的な撮影機構は正常なので買いました。
自宅で単3電池2本を入れてフラッシュのテストをしたら、光りません。・・・分解して調べる事にしました。

正面



↓底面カバーは5本のネジを取ると外れます。巻き戻しボタン、電池フタ、フタの板バネが脱落します。
底面カバー



↓上面カバーは巻き戻しクランク部3本、ストラップ根元1本のネジを取って外します。巻き戻し軸と裏ブタロック機構のコイルスプリングが脱落します。
巻き戻しクランク



↓上面の後ろ側が見えました。
上面後ろ側



↓前面カバーは左手グリップのシボ加工ビニールをめくると見えるネジ1本を取ります。
シボ加工ビニール



↓そしてフィルム巻き取り室のネジ1本を取ります。
フィルム巻き取り室



↓シャッターボタンを押し込みながら、下から開く様に前面カバーを外しました。
前面カバー外し



↓前面カバー内のレンズバリア(黒色)と、スライドロック板バネ(金色)と、フラッシュスライド接点(銀色)です。
レンズバリア



↓この基板上をフラッシュスライド接点がスライドしてフラッシュON/OFFを決めます。同時に絞り機構も動かします。
基板



↓前面の上部です。
前面上部



↓5本のネジを取って、レンズと絞り機構を分解しました。ボディ側にシャッター扉(丸い金属板)が見えます。
レンズ分解



↓絞り機構です。F8とF11の丸い穴が見えます。
絞り



↓平行2枚のリーフスイッチはフラッシュ発光のスイッチです。シャッター扉が上方向に跳ね上がった時に下から瞬間的に押されて(弾かれる感じ)ONする仕組みです。リーフスイッチの間に黒いスポンジがあり経年変化で硬化してON出来なかった?・・・と想定してスポンジを除去しました。目にも見えない一瞬の動きなので正確な判断は無理でした。
リーフスイッチ



↓上部の駆動メカです。
駆動メカ



↓裏蓋を開ける時に固い原因は、赤色枠の突起がボディ側とこすれていたのでヤスリで少し削りました。
ヤスリ


カメラを組み立て、動作確認した結果はフラッシュが光りました。はっきりした因果は分かりませんが、電気系接点は全て、KURE 5-56を塗布しレンズクリーニングペーパーで拭きました。

修理作業の全般について、プラスチック部品のこすれ合う箇所にはグリース(乳白色サンコールグリース)を僅かに塗布すると動作がスムーズになりました。

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