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1月, 2025の投稿を表示しています

古いカメラのレビューEOS Kiss Digital N

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CanonからEOS Kiss Digitalシリーズ2代目として2005年に発売された800万画素の小型デジタル一眼レフカメラです。 2台買いましたが、丈夫で故障しない印象があります。AFがピントの山にピッタリ合いにくいのが難点だと思います。 ボディにラバー塗装してあるグリップ部や右側面は、経年劣化によりベタつきが発生します。綿棒にアルコールを付けて根気よくゴシゴシこするとキレイに落とすことができました。 ↓側面のゴム製端子カバーは経年劣化でひび割れがあり、開くと脱落します。透明テープ(Scotchメンディングテープ)で開かないように止めました。端子は使用しないので問題ありません。 ↓背面の押しボタンスイッチに接触不良はなく正確に動作します。液晶表示パネル(上)にも異常はありません。 ↓液晶モニター(下)はメニュー操作などの表示をしますが、画面は低コントラストで暗く見にくいです。ライブビューには対応してない世代なので、フィルム一眼レフと同じように光学ファインダーを覗いて撮影するカメラです。 ↓上面の電源スイッチ・モードダイヤル・電子ダイヤル・シャッターボタンは直感的に分かりやすくとても良いです。 どれも使用頻度の高いスイッチ類ですが接触不良はありません。 シャッター&ミラー音は「シャキーン!」と金属っぽい音で、プラスチックの音とは違うキレ味の良い音がします。 ↓バッテリーNB-2LHは劣化を感じなく、持ちが良いです。DCカプラー用コードを通す所のゴムカバーは劣化のため除去しました。型名シールにMADE IN JAPANの文字があります。 ↓保存メディアはコンパクトフラッシュです。CFカード取り出しボタンが引っ込んだままの故障があったので、カメラを分解してボタンメカを修理しました。 ↓実写した800万画素オリジナル写真を載せました。レンズはEF80-200mm F4.5-5.6 USMです。100mm(160mm相当) F8 1/250秒 ISO100 PLフィルター使用 EOS Kiss Digital N(2台)これまでのメンテナンス歴です。 ・日付/時計バックアップ電池(CR2016)交換 ・無水エタノールを使ってボディのラバー塗装はがし ・CFカード取り出しボタンのメカ分解修理 ・無水エタノールを使って撮像素子(CMOS)クリーニング ・メインミラー/サブミ...

古いカメラDSC-L1のピンボケ修理とレビュー

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ソニーから2004年に発売された410万画素、F2.8~5.1 32~96mmズームレンズ搭載のMADE IN JAPANカメラです。 3台購入しましたが、2台にピンボケがありました。分解して原因を調べると、レンズとCCDを固定している接着剤が剝がれてCCDが浮いてしまい、レンズの取り付け面より後方に離れてました。(詳細は記事の後半) ↓背面です。このボディカラーは限定色スノーホワイトで、表面に艶があり指が滑りにくくグリップ感が良いです。 液晶画面は小さいですが、ハイブリット液晶モニター搭載で屋外直射日光下でも視認性が高いです。 ↓上面です。再生/静止画/動画切替モードスイッチに接触不良の発生があり、分解してスライドスイッチにKURE 5-56を塗布しました。1年半経っても正常に切替動作できています。 ↓底面です。三脚穴が普通より小さく、付属品の三脚アダプターを取付ける必要があります。三脚を使うシーンはほとんどないでしょうが残念なところです。 ↓保存メディアはメモリースティックDuoです。バッテリーはインフォリチウムNP-FT1を使います。日時バックアップ電池は消耗してますが、バッテリーを交換する時の30秒程度は保持できます。 ↓ ピンボケを修理するには 、外装ネジ8本を取って前カバーを外し、次に後カバーを外すと茶色のCCD基板が見えます。 4か所のグレーっぽい接着剤が黒いレンズ後面から剥がれて、CCD基板ごと浮いているのです。 ↓レンズを外す必要はありませんが、やってみました。CCDをめくるとレンズが見えました。ゴミ混入に注意します。 剥がれた部分をエポキシ接着剤などで付け直せば良いのですが、僕は接着剤は使わず、CCD基板に2mm厚のスポンジクッションを貼って、後カバーで押さえつけながら、カメラを組み立てました。 ↓修理前の画像:右側は良いのですが、左の滑り台と木がボケボケです。(F2.8 1/320秒) ↓修理後の画像:ちゃんとピントが合ってます。(F2.8 1/100秒)

古いカメラのレビューDSC-U30

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2003年にソニーから発売された200万画素、F2.8 33mm単焦点レンズのMADE IN JAPANデジタルカメラです。 小さなボディはアルミニウムの梨地仕上げのため指が滑りやすいです。レンズカバーに透明テープを貼って、滑らずにスライド開閉できる様にしました。 自撮り用の丸形ミラーの材質は硬質ビニール製で、レンズカバーに両面テープで貼り付けてあるだけの構造です。 ミラー表面のコーティングにキズが多かったので、ミラーを剝がしてコンパウンドでコーティングを落としました。 ↓背面です。液晶画面が1.0型と小さいですが、ハイブリッド液晶が採用され屋外でも見やすいのが良いです。 ↓上面です。再生/静止画/動画切替モードスイッチに接触不良が発生したので分解修理(KURE 5-56塗布)しました。 ↓保存メディアはメモリースティックで、電源は単4電池2本を使います。日時バックアップ電池は1分ほど持ちます。 ↓実写した200万画素オリジナル写真を載せました。(F5.6 1/250秒 ISO100)シャープネスが強い感じです。

古いカメラのレビューFinePix Z1

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富士フィルムから2005年に発売された500万画素、F3.5~F4.2 3倍ズームレンズ搭載のMADE IN JAPANカメラです。 前面のレンズカバーをスライドすると電源ON/OFF動作になります。一般的に人差し指・中指・薬指で押さえながらレンズカバーをスライドさせると思います。しかしカバー表面が梨地仕上げのために、滑ってスライドできないのです。 僕はカバーの下半分に透明テープ(テプラの透明ラベル)を貼りました。これで指が滑らずにカバー開閉できます。 ↓背面です。右手親指の当たる場所にある3個の滑り止めはしっかり機能しており、ズームボタンの位置も最適です。 液晶画面は屋外の明るい場所で見にくいですが、手や体で液晶に当たる光を遮るとまあまあ普通に見えます。 バッテリーを充電するには付属のクレードルを使います。 ↓上面です。シャッターボタンのストロークが長く、上カバー面より埋もれてから反応するので押しにくいです。 ↓底面です。xD-ピクチャーカードを取り出す際に、指のツメがカードにちゃんとかからず引き出しにくいです。 バッテリーの出し入れは問題ありません。日時バックアップ用電池は完全に消耗してます。 ↓実写した500万画素オリジナル写真を載せました。(AUTO WIDE端 F5 1/200秒 ISO64)少し青みを感じます。

水栓TLF31UDXを分解しカートリッジTHY582Nを外しました

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お湯を出すと「ヴー」という音が出て、僕も家族も気になってました。水だけ出した場合の音は気になりません。 TOTO水栓の型名はTLF31UDXです。2022年に水モレのためカートリッジTHY582Nを購入して交換した事があります。 「ヴー」音の原因は分かりませんが、この水栓から発生している様です。 ↓まず吐水口の小石などをクリーニングしてみます。プライヤーで回して外しました。 ↓小石とプラスチックの欠片があったので除去しました。経年劣化で金属とプラスチックに破損箇所がありますが、元通りに取り付けました。音の原因はここではありませんでした。 ↓次にカートリッジTHY582Nを外して点検します。外す順序は ①「レバーハンドル」 ⇒手で上に引き抜くだけで外れる ②「止めばね」 ⇒ピンセットで内側につぼめて外す ③「スペーサー」 ⇒ピンセット又はマイナスドライバーで外す  ④「ストッパー」 ⇒ピンセット又はマイナスドライバーで外す ⑤「カートリッジ押さえ」 ⇒手で反時計回りにゆるめて外す ⑥「カートリッジ」 ⇒手で上に引き抜く(ゴムパッキンがあるので少し重い) ↓カートリッジが外れたら、水栓本体に残った赤いゴムとスプリングをピンセットで外します。 ↓これで全て外れました。カートリッジは2022年に交換済なので、点検しても特に異常はない様です。新品を購入して交換すると「ヴー」音が出ない事も想定されますが、今回は元通りに取り付けました。 結局「ヴー」音は直りませんでした。水の異音を解決するのは難しい分野なのかもしれません。

トースターを分解し材質別に分けてから廃棄しました

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8年間使わせてもらったトースター(山善YTA-860)です。長い間ありがとうございました。 福袋セールの新しいトースターを購入したので廃棄しますが、分解して鉄/ガラス/プラスチックなどに分別します。 ↓底面4本足の白いゴムを外すと+ネジが見えるので取ります。露出しているネジ2本も取ります。 ↓前面扉の内側にあるネジ3本を取ります。 ↓外装ははめ込み式なのでマイナスドライバーで開きながら外しました。 ↓すべて分解しました。 ↓電気パーツやネジ類です。 ↓ジリジリ・・・チーンと音の出るタイマースイッチです。左上がツマミ、右上がサーモスタットです。 ↓鉄板を曲げて折りたたむとこんなに小さくなりました。これが全てです。材質ごとに分別して廃棄します。

100均 ダイソーの懐中電灯を分解修理

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購入してから時々使って3~4か月ほど経ちました。商品ナンバーはNo.31045、JANコードは4972822310451です。 スイッチをONにしても点灯せず、スイッチを少し戻すと点灯したり、消えたり、暗くなったり不安定です。 スイッチの接触不良なので分解修理します。 ↓ライトヘッドは強く押し込んでいるだけの構造です。回しても外れませんので、「バカちから」で引き抜きました。 ↓LEDライトの基板に部品が見えました。抵抗とトランジスタではなく、インダクターとLEDドライブICです。 ↓電源スイッチ部2か所に見える赤色のツメをマイナスドライバーで押して外します。 ↓赤色のカバーが外れて、スイッチ本体が見えました。TSM?の文字があり、裏側には10.5の文字がありました。 ↓単純なスライドスイッチです。接点にKURE 5-56を浸み込ませました。(接点復活剤はありますが使いませんでした) ↓ついでに、全体を分解してみました。すべてがハメ込み構造になっており、ネジはありません。 元通りに組み立てて修理完了しました。スイッチの接触不良は直った様ですが、耐久性がどうか?期待します。

古いカメラのレビューIXY DIGITAL L2 (PC1108)

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CanonはIXY DIGITAL LシリーズとしてL~L4まで4機種発売しました。L2は2004年発売の500万画素/39mm単焦点レンズのデジタルカメラです。SONYも同じようなデザインのDSC-L1を2004年に発売し、競い合っていた時代でした。 どちらも女性ユーザーを意識したファッショナブルカメラで20年以上経った今でも、上品なおしゃれ感があります。 ボディ前面塗装とレンズ外周には円状ヘアライン処理が施されており光を当てると放射状に反射して輝きます。 この小さなカメラは、持つ所の形状が良く「指でつまむ」と表現できます。ストラップ穴用のCanonロゴ入り金具が自然に人差し指と中指の間に入って、しっかり安心できるホールド感が一番の良い所と思います。 ↓背面右下のUSB端子にはゴムカバーが付いてましたが劣化のため除去しました。液晶右となりの丸いボタン2個は上がMENU、下がSETと表示ありますが、反射するためほとんど見えないので困ります。 液晶画面は直射日光下では見難いですが、自分の体や手で光を遮れば実用的に問題ありません。 ↓上面の電源ボタンとシャッターボタンの操作感は良く、レスポンスも悪くありません。電源を入れて、レンズが繰り出し、ピントが合ってシャッターが切れるまで最短3~4秒程度です。 ↓底面の三脚穴は中央に位置しており普通で使いやすいと思います。足になる凸突起は8か所あり、三脚穴付近の4か所がやや高くて僅かにグラつきますが、コケる事はありません。MADE IN JAPANの文字があります。 ↓充電器CB-2LUにバッテリーを取り付けました。大きさは実測すると71×52×27mmです。 ↓充電器の裏には折りたたみ電源プラグがあり、シールにINPUT:100-240V、OUTPUT:4.2V DC0.7Aの文字が見えます。 ↓バッテリーNB-3Lは、別のCanonカメラでも中古&ジャンクバッテリーを数本使う機会がありましたが、劣化している物が多い印象があります。この2本は、まあまあ良い方です。 カメラ&バッテリー双方ともに端子の接触不良が起きやすいので、何度も出し入れを繰り返したり、端子をクリーニングしたりの手間がかかります。このカメラを使う際に一番気を使う点です。日付/時刻バックアップ電池は消耗してます。 ↓レンズの解放F値は2.8(左)ですが、明るい被写...