古いカメラのレビューIXY DIGITAL L2 (PC1108)

CanonはIXY DIGITAL LシリーズとしてL~L4まで4機種発売しました。L2は2004年発売の500万画素/39mm単焦点レンズのデジタルカメラです。SONYも同じようなデザインのDSC-L1を2004年に発売し、競い合っていた時代でした。
どちらも女性ユーザーを意識したファッショナブルカメラで20年以上経った今でも、上品なおしゃれ感があります。
ボディ前面塗装とレンズ外周には円状ヘアライン処理が施されており光を当てると放射状に反射して輝きます。

この小さなカメラは、持つ所の形状が良く「指でつまむ」と表現できます。ストラップ穴用のCanonロゴ入り金具が自然に人差し指と中指の間に入って、しっかり安心できるホールド感が一番の良い所と思います。
正面



↓背面右下のUSB端子にはゴムカバーが付いてましたが劣化のため除去しました。液晶右となりの丸いボタン2個は上がMENU、下がSETと表示ありますが、反射するためほとんど見えないので困ります。
液晶画面は直射日光下では見難いですが、自分の体や手で光を遮れば実用的に問題ありません。
背面



↓上面の電源ボタンとシャッターボタンの操作感は良く、レスポンスも悪くありません。電源を入れて、レンズが繰り出し、ピントが合ってシャッターが切れるまで最短3~4秒程度です。
上面



↓底面の三脚穴は中央に位置しており普通で使いやすいと思います。足になる凸突起は8か所あり、三脚穴付近の4か所がやや高くて僅かにグラつきますが、コケる事はありません。
底面



↓充電器にバッテリーを取り付けました。
充電器とバッテリー



↓充電器CB-2LUの裏面シールです。
充電器裏面



↓バッテリーNB-3Lは、別のCanonカメラでも中古&ジャンクバッテリーを数本使う機会がありましたが、劣化している物が多い印象があります。この2本は、まあまあ良い方です。
カメラ&バッテリー双方ともに端子の接触不良が起きやすいので、何度も出し入れを繰り返したり、端子をクリーニングしたりの手間がかかります。このカメラを使う際に一番気を使う点です。
バッテリー



↓レンズの解放F値は2.8(左)ですが、明るい被写体の時にF5.6(右)になります。絞り羽根ではなく、穴径の異なるパーツを動かす方式と思われます。明るい所と暗い所にカメラの向きを移動した時に、明暗コントロールのタイムラグが大きく、少し待たされる感があります。
レンズの絞り



↓実写した500万画素オリジナル写真を2枚載せました。写真を左クリックし別ウィンドウが開いたら次に右クリックして「名前を付けて画像を保存」を選択し、ダウンロードした写真を見て下さい。(Windows11 Edgeの例)

F5.6 1/500秒 ISO50 CCDの素直な写りがいいですね。
ISO50


↓F2.8 1/200秒 ISO400 想定より高感度ノイズは少ないと感じます。
ISO400

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