マウスM-R0047-Oチャタリング発生のスイッチを分解修理
東芝BluetoothマウスM-R0047-Oです。左クリックが時々反応しなかったり、ドラッグ動作が失敗したりの不具合が発生しております。ダメもとで分解修理します。
上部のシール2枚を剥がすとネジが見えます。電池の所と合わせて計4本を取ります。
↓スクロールホイールのユニットは上に抜くだけで外れます。電池から繋がっている白色コネクターを抜き、コネクター上方のツメを避けると基板が外れます。
↓これが左クリックのOMRON製マイクロスイッチです。型名D2FC-F-7Nの文字が見えます。この型名のスイッチを購入して交換すれば直りますが、今回はスイッチを分解して接点をクリーニングします。
↓前後2か所のツメを開いてスイッチカバーを外します。まち針や小さなマイナスドライバーを使います。
↓スイッチカバーが外れました。白いボタンが脱落して残ってますが、元に戻す時はカバーにボタンを入れ、基板の上下を逆さにして下から組み込むと楽です。
↓クリックスイッチのバネ接点です。本来は金or銀色(未確認)のはずですが、酸化被膜に覆われて黒色になり、接触不良が発生していると推測されます。(摩耗しているのではありません)接点の表面処理があまり良くないと思われます。
↓バネ接点を受ける下側の接点も接触不良みたいに見えます。この上下2つの接点をクリーニングします。自宅にある液体コンパウンド「ピカール金属磨」を紙片に付け、接点を閉じた状態で紙片を軽くスライドさせて磨きました。
↓これが紙片に付いた黒い酸化被膜です。(たぶん)
↓次は、筆に洗剤「マイペット」をつけて洗い、その後「無水エタノール」も使って「ピカール金属磨」を洗い流しました。そして乾燥後にKURE 5-56を接点に塗布しました。接点復活剤(HOZAN Z-295)はありますが使いませんでした。
ついでに右クリックのスイッチも、カバーを開いて接点にKURE 5-56を塗布しました。快調なマウスになりました。