ダイソー300円マウスのスクロール不良を分解修理

2019年頃にダイソーで300円ワイヤレスマウス(ツートーン)のブラック色とシルバー色を2個買いました。JANコードは4549131677607です。最初に使ったブラック色の耐久性が素晴らしく現在も正常に動いてます。シルバー色は予備として保管していたのですが最近になって気分転換に使ってみました。1か月ほどでスクロール動作が出来なくなったり、ホイール回転方向と逆に動いたりの症状が発生しました。
故障原因はスクロール動作用ロータリーエンコーダの接触不良と想定されるので分解修理します。

300円マウス



↓電池ボックス内のプラスネジ1本を取ります。
ネジ



↓クリックボタン近くの前側フック2か所を外すと上カバーが分離できます。
分解



↓電池から出ている白色コネクターを外すと基板が分離できます。基板には白文字でHXSC-WK3-MZ VER01 2018.05.01と印字されてます。たぶん2018年製造なのでしょう。
基板表



↓基板の裏側です。右上の部品は電源スイッチです。
基板裏



↓ロータリーエンコーダにはJYC H-11の文字が見えます。この部品が入手可能ならハンダ付けを取って交換すると故障は直ると思いますが、300円マウスですからそんな事はしません。自宅にある「ありもの」だけで修理を試みます。
ロータリーエンコーダ



↓ロータリーエンコーダの回転する赤いローターにはバネ接点があり、黒色のステーターにある接点に接触する構造になってます。隙間に「まち針」を1mmくらい挿し込んで開きます。又はカッターナイフの刃でも良いと思います。そして隙間に接点復活剤を僅かにスプレーします。(この作業だけでしたら基板を取り外す必要はありません)
まち針



↓購入してから相当年数の経過した接点復活剤(HOZAN Z-295コンタクトスプレー)と、KURE 5-56が自宅にあります。
接点復活剤



↓今回は自分好みでKURE 5-56を使いました。結果としてスクロール動作は正常に回復しました。
KURE 5-56



↓参考に:パッケージ裏の「使用方法」を載せました。無操作10分で省電力モードになる件は何故か記載されてません。
使用方法


このマウスの良い所/良くない所を書きます。

◎300円と安い
〇しっかりした頑丈な作りで形状が良く、プラスチックのギシギシ感やチープ感がなく見てくれが良い
〇上カバーの塗装質が良く長期間使ってもハゲない
〇左右のクリック感/スクロール回転感が普通で違和感がない
◎プラスネジ1本を取るだけで簡単に分解できメンテナンス性が良い
〇10分間なにも操作しない場合に省電力モード(スリープ)になり、復帰するには左右どちらかをクリックする

△自宅で毎日適当な時間使った場合、電源スイッチをOFFにしなくてもダイソーの単4アルカリ電池で約4か月持つ

×奥側の電池を出し入れする時に手前側電池(ー)のコイルスプリングが当たって不都合

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