デジカメFinePix F60fdを分解しました
このカメラはFinePix F50fdの後継機種で大きな相違点は液晶モニターのサイズが2.7型から3.0型になった事です。基本構造は両機種とも変わらないはずなので分解方法も同じと考えられます。今回は内部点検のため分解します。
外装ネジを全部取っても、前面カバーは中央付近に内部から止めているネジがあるので外すことは出来なく、レンズユニットを取り出した後の作業工程になります。
↓FUJIFILM製カメラに多い、Y字型ネジが外装に3本使われているのでY型ドライバーが必要です。
↓USB端子カバー内にもネジが1本あります。
↓最初に左側面のプラスチックカバーを外します。
↓続いて背面カバーを外しました。
↓操作スイッチ基板のフレキはコネクターの黒色ロック板を90°起こしてから抜きます。
↓液晶フレキも同様にコネクターの黒色ロック板を90°起こしてから抜きます。(他のフレキコネクターも同じ要領です)
↓残った外装ネジを取って、金属シャーシを外しました。
↓中央の赤色枠に円筒ピンが差し込まれているので抜きます。(基板の位置決め用ピンかな?)
↓基板は2段重ね構造になっており、上側の基板を真っすぐ上(手前)に引き上げて外します。外した基板から出ているリード線はスピーカーとマイクロフォンに繋がってます。
↓レンズからメイン基板に繋がっているフレキ3種類を抜くとレンズユニットが分離できます。
↓レンズ内部は分解せずに5方向から外観だけ撮影しました。
↓赤色枠のネジを取ると前面カバーを外す事ができます。
↓カメラ本体のバッテリーボックスと前面カバーの内面です。
↓バッテリーボックス裏のメイン基板、そして上面カバーの裏に付いているシャッターボタン類とマイクロフォンです。
カメラ全体を組み立て後に動作&撮影確認した結果はOKでした。4隅までキッチリ解像感のあるレンズだと思います。