DSC-W380を分解してシャッターの接触不良を修理
シャッターボタン動作に時々不具合が発生しました。正常な時と不具合な時の比率はおよそ7対3くらいと思います。
不具合の内容は2つです。
①シャッターボタン半押しは正常だけど、そのまま全押ししても直ぐに撮影できず、2~3秒後にシャッターが切れる。
②シャッターボタン半押しするだけでシャッターが切れる。
シャッタースイッチの接触不良と思われますが、別の原因かも知れません。まずは分解してみましょう。
ここまでの分解過程でシャッター不具合の原因は見当たりません。とりあえずシャッタースイッチに接点復活剤(HOZAN Z-295)を一滴垂らしておきました。それと、フレキを抜き差しして接触不良を良く?しました。
カメラを組み立て、テストした結果は良好です。はっきりした原因は不明ですがシャッター不具合は解消しました。
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2023/05/追記
半年経過しカメラを使ってみたら残念なことにシャッター接触不良が再発してました。以前よりも悪い状態です。
しょうがないので今度はシャッタースイッチを取り外して分解し、クリーニングと接点復活処理を実施してみます。
↓半田コテを使ってシャッタースイッチを取り外しました。元通りに戻せる自信はありませんが、やっちゃいました。
スイッチのサイズは非常に小さく、ノギスで測定すると4.3X3.9mmで厚さは0.5mmほどしかありません。
写真の★マークが電極、●マークが鉄製カバー、▼▲マークが鉄製カバーで樹脂ボディをかしめている箇所です。
このパーツすべてを無水エタノールでクリーニングし、接点復活剤を付けた綿棒で仕上げてから組み立てました。
↓スイッチ自体が小さいので半田つけ作業はなかなか上手くいきません。たぶん10回くらいやり直して、やっと終了しましたがこれだけ変形しちゃってます。半田フラックスでコテコテに汚れた所をクリーニングするためにニッペの「ラッカーうすめ液」を綿棒に付けて使いました。さて、こんな仕上がりでシャッターが正常に動作するのだろうか?
カメラを組み立て、テストした結果は良好でした。また接触不良が再発しなければ良いのですが・・達成感と不安。
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2024/02追記
再テストの結果はダメ、直ってません。2回目のスイッチ分解は、もう不可能なのであきらめました。
サイバーショットの別機種(DSC-T10)でもシャッタースイッチの接触不良が発生し、2回も分解修理をしました。
この時はスイッチ接点の黒ずんだ酸化被膜を「ピカール金属磨」で研磨したら完全に直りました。
後の祭りですが、このDSC-W380も初めから同じ処置をすれば良かった・・と反省してます。
DSC-T10シャッタースイッチの修理記事はこちらです。↓
この時はスイッチ接点の黒ずんだ酸化被膜を「ピカール金属磨」で研磨したら完全に直りました。
後の祭りですが、このDSC-W380も初めから同じ処置をすれば良かった・・と反省してます。
DSC-T10シャッタースイッチの修理記事はこちらです。↓