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9月, 2024の投稿を表示しています

東芝dynabookマウスM-R0047-O動かず分解修理

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時々ですが、Bluetoothマウスが全く動作しなくなります。パソコンとマウスを適当に操作していると直るので、いままで特に困る事はなく普通に使っていました。 動かない症状が発生した時に意識的に症状を確認しながら、マウスの電源スイッチをOFF→ONすると回復する様です。 パソコンBluetooth側とマウス側のどちらが原因なのか分かりませんが、まずマウスを分解して電源スイッチの接触を改善させてみる事にしました。 この製品をネットで調べてみたら、ロジクールのM557と同型でOEM関係にあるマウスです。単3電池2本を使う仕様ですが並列接続のため1本だけでも動作します。 ↓底面のシール2か所とネジ4本を取ります。ハメコミだけの作りでは無く、ちゃんとネジが有り好感が持てます。 ↓固く嚙み合っているツメは無い構造で、楽に分解できました。電池+-側に繋がっているコネクターを抜きます。 底キャビネットから基板を分離するには、基板上部1か所のツメを外し下部の2か所を外します。 ↓基板の表面です。左下にLogitechの文字が見えます。スクロールホイールは乗っているだけでした。 ↓基板の裏面です。今回修理するターゲットの電源スイッチが見えました。 ↓スクロールホイールにはスリットが有り、光学式エンコーダーなので良いです。いままでの経験上ですが、一般的なマウスはロータリー接点式エンコーダーが多く使われており、接触不良が起きる度にエンコーダーを分解修理してました。 ↓電源スイッチ(SW9)にKURE 5-56を浸み込ませました。接点復活剤(HOZAN Z-295)も在りますが使いませんでした。 このまま数か月、様子みましょう。パソコン側のBluetooth機能が正常であれば、これで直った確率90パーセントかな。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 追記 2024/08/03  残念ながら症状が再発しました。以前と同じで電源スイッチをOFF→ONすると回復して動作する様になったのですが、本当の原因は解らないままです。

PanasonicシェーバーES-KS30のモーターを分解修理

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7年6か月間休む事なく毎日ヒゲを剃ってましたが、ある日突然まったく動かなくなりました・・・分解します。  ↓細いプラスドライバーを使って、回転歯の中2本とリアケース下部にある1本のネジを取ると簡単に分解できました。 ↓テスターでニッケル水素充電池の電圧を測定すると1.2V位あり正常です。スイッチを入れるとモーターの端子には電圧かかりますが回転しないのでモーター故障と思います。モーターには以下の文字が見えました。 MABUCHI MOTOR RE-260RA-3250 BD946Z03 MADE IN CHINA ↓モーター金属ケースのツメ2か所を起こして分解してみました。ローターの電極とブラシが黒く汚れてました。 ↓ローターの電極をクリーニングしましたが、2本の摩耗ミゾがクッキリ付いており寿命です。 ↓ブラシも摩耗して丸く窪んでおり寿命です。 ↓でも、ゴミとして廃棄せずにローター&ブラシの摩擦か所とモーター軸受けにKURE 5-56を塗布して組み立て直したらモーターが回転しました。直ったー!・・・以前よりも勢い良く高回転で回ります。このまま最期まで使い続けます。

CanonワイドアタッチメントWA-30.5をコンデジで使用

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2種類のワイドコンバージョンレンズをコンデジに取り付けて実写してみた内容の記事です。 ①CANON WIDE ATTACHMENT WA-30.5は数年前に入手しましたが今まで使う機会はありませんでした。このワイドアッタチメントはCanonデジタルビデオカメラ FV40とFV50の付属品です。 ②一眼レフカメラの交換レンズSIGMA ZOOM AF-ε 28-70mm F3.5-4.5は、分解して取り外した前玉だけをワイドコンバージョンレンズとして使ってみました。 ↓WA-30.5をスマホやコンデジのレンズ前に付けるとケラレが多いので3mmくらい高さのネジ部分を、ニッパー・ナイフ・ヤスリを使ってフラットになるまで切削しました。 ↓ワイドコンバージョンレンズは倍率によって、全てのコンデジやスマホでフォーカスが合う訳ではありません。 WA-30.5レンズは、スマホ3機種と一般コンデジ数機種でテストしましたが、フォーカスが合わなく使用不可でした。 コンデジの中でも「スーパーマクロ」とか「オートマクロ」等と謳っているカメラでは使用出来る場合が多いです。 今回は、広角24mmレンズ搭載でオートマクロ機能があるSONYサイバーショットDSC-WX5を使ってテストしました。 カメラのレンズ前面に両面テープ3か所で貼り付けたら、こんな外観です。電源OFFでレンズが沈んでも大丈夫です。 ↓建物のタイル張り壁を撮影しました。 【ワイドコンバージョンレンズ無し】 ズームWIDE端24mm ↓【CANON WIDE ATTACHMENT WA-30.5取付】 このレンズは0.6倍なので単純計算すると24mm×0.6=14.4mm相当ですが、カメラレンズ側の性格上?正しい焦点距離ではないと思います。周辺画質は大きく低下します。 ↓【SIGMA ZOOM AF-ε 28-70mm F3.5-4.5の前玉だけ取付】 倍率は不明ですが、かなりワイドです。周辺画質は何とか頑張っています。大きく重いので左手で持って、カメラレンズに押し付けて使ってます。

山善Qriom YVR-R500の分解とレビュー

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AM/FMラジオレコーダーというカテゴリーの製品を買うのは初めてです。調べてみたら、このQriom YVR-R500は、ジャパネットたかたオリジナル商品として2012/11/10に発売された様です。 動作は正常と思いますが、液晶窓右下に微小なカビが有るのと、USB/micro SD端子のゴムカバー外れ止めが切れてますので、内部点検と分解掃除をします。インターネットで分解情報は得られませんが、何とかなるでしょう。 ↓電池を外して、背面のネジ4本を取ります。 ↓前後キャビネットの隙間にプラスチックのヘラを差し込んでスライドさせ、ツメを壊さないようにゆっくり開きます。 ↓液晶窓右下の内側にあった微小なカビは「ハー」と息をかけて眼鏡クロスで拭き取り出来ました。 基板を外すにはボタン基板に見える3本のネジを取り、次にメイン基板のネジ2本(1本はボタン基板の下)を取ります。 ↓液晶ユニットは右側の両面テープ接着箇所をゆっくり剝がすと、左に180°開くことが出来ました。写真右上の赤い物は本体の中から出てきた、ゴムカバーの切れ端です。 ↓メイン基板の角には左右のマイクロフォンと、中央には大きくサムスンの内臓4GBメモリーがあります。 ↓メイン基板を外して裏返しました。赤い裏キャビにはAMフェライトバーアンテナと25mm径16Ωスピーカーがボンド付けされてました。本体内部はとてもキレイでゴミ・ホコリは全くありませんでした。 ↓メイン基板のICは何故か?表示が削り取られてました。怪しげな事情があったのでしょう。 ↓元通りに組み立てました。USB/micro SDゴムカバーの切れ端3個が内部から出て来ました。端子のゴムカバーは普通に付ければ落ちる事はありませんが、僕は使わない端子なので、ゴムカバーの上から透明テープで止めておきました。 取説を見ながら、ラジオ/タイマー予約録音/ボイスレコーダー/パソコン接続等の機能を使ってみた素人感想です。 ◎ ボディサイズが昨今の商品より大きく、ボタン類も大きくて使いやすい。 ◎ アナログ選局ラジオしか持っていない僕には、シンセサイザー選局が超便利である。 〇 ボイスガイドの女性アナウンスが良い声で嫌味を感じない。 〇 タイマー予約録音できる。 〇 スタンドがしっかり固定感あり使いやすい。 〇 ACアダプターは一般のUSB 5Vタイプが何でも使える。(...

ワンタイムパスワードカード(トークン)の分解と電池取り外し

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ワンタイムパスワードカードが5年3か月経過したので、新しいカードを注文して郵便で受け取りました。 不要になった古い2枚のカードは廃棄するのですが、ゴミの分別では「燃やすごみ」として出すことになります。 電池が入っているし、まだパスワードが生成できるし、捨てるにはリサイクル面とセキュリティ面で何となく抵抗があります。せめて電池だけでも取り外す事ができれば安心できます。 分解してみましょう。 ↓表面のボタン部分は全体がシール状なので、あまり鋭利ではない果物ナイフを差し込んでシールを剥がしました。 全面が両面テープで貼ってありますが、予想していたよりもスムーズに剝がれました。 液晶とボタン基板が見えましたが、電池らしき物は見当たりません。 ↓次に裏面のシールを剥がすとコイン電池らしい物が見えましたが、金属ホルダーの中なので外すことは出来ません。 ↓表面のボタン基板に果物ナイフを差し込み、基板を起こす様に外しました。基板の厚さはたった0.35mmと薄く、一部が割れました。 ↓基板が外れ、電池ホルダーから横方向にコイン電池(SONY製CR2016)を抜く事が出来ました。 ワンタイムパスワードカードの電池寿命は一般的に5年程度とされてますが、電圧をテスターで無負荷測定すると2.9Vもあり、まだまだ使えそうな感じを受けました。 ↓2台目のカードも同じ様に電池を取り外すのですが、今度は基板を割らない様に8か所のプラスチック凸部を丸刀彫刻刀でカットしました。 ↓この状態に表面のボタンシールを軽くかぶせて動作テストをしてみます。電池を一旦取り外してから、再度差し込んでも正常に動作すると思ってましたがダメでした。液晶が全く表示されなかったり、表示されても意味不明な内容でした。 たぶん安全上その様な仕組みになっていると思われます。 ↓裏面赤色枠の穴は基板の接点(TP*)があり、電池が入っている状態で何等かの電気的設定をするのかな?解りません。 取り外したCR2016は「電池」として廃棄します。基板は小型家電回収BOXに投入しリサイクルします。

DSC-P43画像右側が紫色に写る故障を分解修理

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↓SONYサイバーショットDSC-P43です。 ↓下の写真のように画像の右側が紫色になって撮影される故障が発生しました。 液晶モニターを見ている時は正常なのですが、シャッターボタンを半押しした1瞬だけ右側が紫色になり、シャッターボタンを全押しする時のモニター画面は正常なのです。でも実際に撮影して、保存された写真は右側が紫色になってます。 このカメラが発売された頃はSONY製CCDの不具合で複数のカメラメーカーを含んでのリコールがあった時代でした。 しかしDSC-P43はリコール対象外の機種なので大丈夫とは思ってますが発売から20年も経過しているのでCCDが不良になった事も考えられます。 その後の撮影テスト中、液晶モニターにノイズが見えて、瞬いたと思った以後は上記故障が直ってしまいました。 直ってしまった理由は分かりませんが何処かで接触不良が起きていた事が想像されるので分解して調べます。 ↓カメラ底部2本と電池フタ内2本のネジを取って、ストラップ付近から後カバーを開くと前後カバー間のツメに負担をかけ難く、まあまあ無難に分解できます。赤色枠2か所のツメが分解時に折れやすいので注意が必要です。 この状態で電池を入れ、撮影モードでシャッターボタンを押しながら各部を押したり、ショックを与えても故障は再現しませんでした。さらに分解作業を続けます。 後カバーのフレキを外すにはフレキコネクターの黒い部分を90度起こしてからフレキを抜きます。以降の分解工程でフレキを抜く時も同じ手順になります。 ↓レンズユニットから出ているフレキ2か所とモーターから出ている白いコネクターを抜きます。 ↓レンズユニットを持ち上げると分離できました。 ↓接触不良が発生しそうな箇所はCCDから出ているフレキが先ず一番に考えられます。この幅の広いフレキを外して、端子部にKURE 5-56を塗布してクリーニングを実施しました。 カメラを組み立て、テストした結果は正常に撮影できます。本当に直ったかどうかは長期間テストする必要があります。